ここ最近のはなし
10月も終わりになってきた。
寒い。
今月初めは半袖短パンだったのが今ではスタジャンである。
今月は何かと動いていた。今年1番動いていたと思う。
今月だけで東京に3回行った。ヤバい。
最初は10/8。特に目的もなく行った。
『青山のブルーボトルコーヒー』で洒落たサンドイッチとコーヒーを飲み
『岡本太郎記念館』に行った後
渋谷のスペイン坂でやってた『伊藤万理華の脳内博覧会』に行く
という超スーパー文化人デーだった。
お次は10/16。月曜日。大学の授業を終えた後、すぐ新幹線で東京へ。
これは偉い学者の話ではない。学部1回生のお話である。
学校終わりに東京にストレートなんてカリスマ読モみたいでかっこよすぎる。
平日の昼間の新幹線ほど贅沢なものはない。ただめちゃめちゃ天気が悪かったので景色は最悪だった。先行きを暗示するかのように。
渋谷道玄坂に行き、モスバーガーで夕飯を食べた後、Hive Shibuyaに行った。
起業QA
というイベントに参加した。起業に興味のある大学1・2年生が集まり起業家の話を聞く。
なんで行ったかというと
『25歳以下はみんな起業しろ!!』でおなじみ、Skyland Ventures代表の木下さんが
「関西からのインターンを受け入れたい」
とツイートされてて
「興味あります!」
とDMを送ったらおいでと言われた、ぐらいの感じである。
この日のゲストはゴローの代表兼ユナイテッド役員の花房さん。
起業までの経緯や今の思いなどを語ってくださった。
レベル高めな話もあってついていけないところもあったが、勉強させていただいた。あざす!!!
この日参加者は三人しかこなかった。
そのうちの一人は大阪から来ていた。同士。
今度の11月のTechCrunchで再開する約束をし、渋谷で別れた。
彼はどうやらその後友人の家に泊まり、慶應の講義を受けた後、ヒッチハイクで帰阪したらしい。
私は人生初の夜行バスで朝帰りし、帰宅せずにその足で一限の授業に行った。
3回目の東京は10/21。土曜日。週2。
朝6時の新幹線に乗り新横浜へ。そこからJRと東横線、銀座線を乗り継いで
六本木
夢の街。本当に実在するのか…。ただし雨。
テレビでよく見る『ROPPONGI ×2』のフォント。思わずカメラで撮った。
何しに行ったかというと
Popshootというベンチャーがある。
関西人が多い職場とのことで、そこに惹かれた。
朝から人事の方とオフィスでお話しすることになった。
六本木のオフィスに伺った。
が、カギを持っていないとのことでカフェに来るよう伝えられた。
雨の六本木を彷徨う。
カフェに行くと人事のMさんがいた。
事業の概要などの説明を受けた。
正直、来るまで何をするのかよくわかっていなかったのだが、どうやら新規事業で仮想通貨メディアを作っているので、そのライターのインターンを募集しているとのこと。
仮想通貨には興味があるし、文章を書くのも好きなのでいいなと思った。
採用していただいた。
その後オフィスに行き、早速記事を書くよう言われた。
……え?
いきなり!記事
これがベンチャーか…と今まで生きてきた世界がいかに生ぬるいものであったかを思い知らされたと同時にワクワクしてきた。
Aさんという方に教えてもらいながらなんとか書き上げた。
すると編集長のYさんという若い坊主頭の人がやってきた。
エリの長いモフモフの服に、漂う香水の香り。
ここはインドでもタイでもない。
ザーッと記事を確認して行く編集長。
ど緊張。
いくつか指摘を受け、全体の出来としては60~70点ぐらいかなという評価。
そして私が書いた記事はすぐサイトに掲載された。
ひゃー上がってるぅ!
自分が関心のあることで報酬をいただけるなんて
嬉しい!楽しい!大好き!
みたいな気持ちになりつつ
常にクオリティの高い記事を供給しなければならないという使命というか責任感みたいなものを感じた。
その晩は会社が借りている部屋に泊まらせてもらった。
そこには同い年の関西人がすでに住んでいた。
エンジニアインターンで来ていて、大学にはほとんど行っていないらしい。
彼は部屋に帰ってからもコードを書いていて
「四六時中コードを書いていたい」
というまさにエンジニア向きの体質だなあと思った。
翌朝関西から彼女が来るらしい。
台風来てるけど。
朝起きると彼はいなかった。彼女を迎えに行ったのだ。
それにしても体が痒い。
私が寝た布団は普段別の人が寝ているらしい。
彼曰く「ホンマに汚い人」らしく、鼻をかんだティッシュをその辺にぽいっとしておくような不衛生な人らしい。
だがその人は入院しているのでいないとのこと。
不衛生な布団の上で寝てしまった。
ダニか何かに噛まれたのだろう。
悔しい。
机の上には置き手紙。
私は感謝の気持ちを綴り最後に
身体中痒い
と書き部屋を出た。
その日は台風が来ていて、新幹線が止まるかもしれないのでオフィスに行かず実家に帰ることにした。
記事は今もなお書いている。遠隔インターンなう。